2008年12月7日日曜日

名試合をありがとう! 明治と早稲田の激突

明治が14点差のリード。
残り10分で早稲田が猛攻!
ロスタイムに入ってついに2点差。
最後のゴールキックがはずれ、からくも明治が勝利!

よりによってすごい試合を生で見ちゃいました。
明治大学と早稲田大学のラグビー対戦です。場所は国立競技場です。

嘉樹は高校時代はラグビー部でした。一年でやめてしまったので、公言するのもはばかられるのですが。
明治大学は母校ということもあり、10年ぶりくらいでしょう、友人にさそわれて久しぶりのラグビー観戦にいったわけです。

これまでの明治と早稲田の対決はいろんな意味でスペシャル「だった」のです。
かつてはこの最終戦で勝ったほうが関東大学ラグビー優勝だったように、決勝戦を意味しました。会場もこの試合だけ国立競技場。NHKでもテレビ中継し、6万枚のチケットも完売するほどの人気だったのです。

もっとも、今回の明治と早稲田の対決、関東大学ラグビーの全体の順位にはまったく影響がありません。
早稲田はすでに全国大学選手権という次のステップへ進出することが決定していましたが、明治はかなわず。24年ぶりの敗退が決定していましたし。

近年はとにかく明治が弱い。早稲田に対しても8連敗。21世紀になってまだ勝利していないのです!
昨年は60点もの点差をつけられて大敗。だから、今日も「どこまで善戦できるか」が見所のひとつといってもよいくらいの「消化試合」だった、はずでした。

しかし、奇跡が起きたのです。
明治は大善戦どころか、ものすごくいい試合で早稲田に勝ってしまったのです。
なんと言う試合でしょう。興奮して応援したため、声がかれてしまいました。

ここには力関係だけではない「メンタル」の力を感じないではいられません。
明治大学が発送する「明大スポーツ」という新聞があり、会場で配られていましたが、
見出しは次のとおり。

あの歴史的大敗(71-7)から一年
反省の色なく、再び国立に立つのか
今こそ明治の誇り取り戻せ


どうやら、明治は誇りを取り戻してくれたようです。
少なくともきっかけはつかめた、そんな試合だったように思います。
残念ながら、もう今シーズンは明治のラグビーが見られません。
しかし、来年は強い明治の復活が期待されます!

冬の乾燥した空気。
手放しで、身も心もとても気持ちのよい一日でした。
これまでいろんなスポーツの試合を見てきましたが、人生でベスト3に入る忘れられない一日になりました。

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